知能検査(WAIS-Ⅳ)を受けてきました

はじめに

ADHDの特性把握のため、知能検査WAIS-Ⅳを受けてきました。

検査自体は精神科に通院してすぐ案内されたのですが、予約できるのが最短で半年後という状況でようやく検査を受けることができた次第です。

保険適用なので1350円でした。特に理由なく受ける場合は1−3万円ぐらいが相場だそうです。

どんなことをするのか

細かい内容については別記事で書きます。皆が一般的に考えるIQテストっぽい試験もありますが、あくまでも複数ある検査のうちの1つでしかなく、色々な検査を行いました。

この検査では、いわゆる世間一般で言われるIQである全検査IQだけでなく、言語理解・知覚推理・ワーキングメモリ・処理速度という各小項目についても点数が出ます。

この検査の本来の目的としては、全検査IQというよりは各小項目(下位検査)ごとの点数のばらつきを確認し、自分の強みと弱みを把握することです。(少なくとも自分はそう認識しています)

また、得意な検査と不得手な検査の差が大きいと生きづらさを感じると言われています。(ディスクレパンシー)

なお、検査の回答内容だけでなく検査を受けている間の被験者の様子も観察されており、特に強く出ていないと思っていた多動を指摘されていました。ADHD特有のふにゃふにゃ動いているやつですね

結果

ざっくりと結果としては、全検査IQは133でした。

そして、ディスクレパンシーはありました。報告書を読むと、あーはいはい確かにね…と納得できました。自己理解にはとても良さそうです。

一応IQ130以上はギフテッドらしいです。知らんけど。(お勉強ができれば普通に高得点取れそうな言語理解でかさ増しされているだけで、実質はもっと低いのでは???と思っている)

入会資格があったのでネタとしてMENSAに申し込もうと思ったのですが、書式として検査士の直筆サインが必要で報告書を作り直してもらう必要があり、MENDOKUSAとなってやめました。(どうせ独り身ではないのでオフ会も参加できないですし…)

なお、報告書では各下位検査についての考察はあまりされておらず、上位検査単位での議論が主だったので、ChatGPTに報告書データを投げてプロファイリングさせてみました。

また、結果のグラフの作成も提案されるがまま作らせました。(日本語は文字化けするのでラベリングは英語です)いやはや便利な時代ですね。

実は、本記事のメインメッセージは、WAIS-Ⅳ受けた人はChatGPTに投げると詳細プロファイリングしてもらえて良いぞというものでした。おしまい。

以下章立てごとそのまんま貼ります。(急に雑になるスタイル)

WAIS-IVによる知的プロファイリング(ChatGPT分析)

本記事では、WAIS-IV(ウェクスラー成人知能検査 第4版)の結果をもとに、個人の認知特性や情報処理スタイルを多面的に分析する。得点の偏りや傾向を可視化することで、強みの活用と課題への理解を深めることが目的である。


■ 総合知能指標

指標得点評価概要
全検査IQ(FSIQ)133非常に高い総合的な知的能力は非常に高水準で、複雑な課題にも高い処理能力を発揮する。

■ 指標別プロファイル

領域評価点所見(要約)
言語理解(VCI)141抽象概念の理解、語彙、知識において極めて高い水準。理論的・言語的な処理が得意。
知覚推理(PRI)120視覚情報をもとにした論理的推論力は高いが、構成的作業にはやや揺らぎが見られる。
ワーキングメモリ(WMI)119注意の集中と暗算力が高く、情報保持と操作が安定。ただし負荷の大きい課題には限界も。
処理速度(PSI)121単純作業における速度と正確性が良好。反応性に優れ、一定の事務処理にも強み。

■ 下位検査の詳細と考察

言語理解(VCI)

項目評価点コメント
類似15概念の抽象化と比較が得意。
単語17表現力・語彙の豊かさが高水準。
知識19教養の深さと汎用的知識において非常に高い理解力を示す。
理解(補助)16社会的判断力・常識的思考も良好。

知覚推理(PRI)

項目評価点コメント
積木模様11視空間構成力にやや揺らぎがあり、構造的な組み立てでは集中の維持が課題となる可能性。
行列推理15抽象的視覚ルールの発見力が高く、非言語的論理力が良好。
パズル14全体と部分の関係把握に優れ、空間操作も得意。
絵の完成12視覚的注意は平均以上だが、細部へのこだわりは限定的。

ワーキングメモリ(WMI)

項目評価点コメント
数唱12数列の保持は安定。逆唱での混乱は少ない。
算数15数的論理処理と注意制御が強み。高負荷下でも計算遂行力を維持。

処理速度(PSI)

項目評価点コメント
記号探し13視覚探索の正確性・スピードともに良好。
符号14視覚−運動協応も良く、集中力を保ちながら作業できる。

■ 認知スタイルと行動傾向

  • 言語優位型:言葉による理解・分析・整理を重視するスタイル。
  • スピード志向:処理速度が高く、判断や作業を速やかに進める傾向がある。
  • 部分的な揺らぎ:構成的・視覚的タスクや長時間の集中を要する課題では精度が不安定になる場面も。

■ 活かせる領域と配慮点

活かせる場面留意点
理論構築・言語化・抽象思考が必要な研究・教育・分析業務丁寧な構成・確認を要する作業では過度なスピード志向に注意
文書作成やプレゼンなど言語表現力が求められる場面空間構成的な作業(製図・設計等)では手順の視覚化が有効
テンポのあるタスク管理・情報処理業務複数の情報を同時に扱う場面ではメモや外部補助の活用が効果的

■ 総括

このプロファイルは、言語処理・論理的推論・作業スピードにおいて安定した高い能力を示し、知的生産活動や構造的情報処理において適応力が高いことが読み取れる。一方で、構成的作業や負荷の高いマルチタスクにおいては、集中の持続や注意の偏りに対する工夫が重要となる。

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