はじめに
FIAT500 twinairは880ccしかなく、パワーのほとんどをターボに頼っています。
頑張っている音を出しながら実際は大したスピードが出ていない様子を可愛らしく思いながら乗っています。
ところで、通常の85psモデルの他に105psモデルがあるのはご存知でしょうか。
日本未設定モデルなので並行輸入でしか手に入らないのですが、エンジンは同じでROMだけが違うようです。
参考:Twinair 105PSエンジンを検証:Dr.Horiiのひとりごと
商売上手ですね。
市販モデルはエンジン性能に相当余裕を持たせて売られているので、twinairエンジンは105ps出させてもまだまだ余裕があると言うことなのでしょう。
と言うことは…気兼ねなくブーストアップできますね!
RaceChip GTSの取り付け
というわけで取り付けました!
取り付けは、ブーストとマニフォールドセンサーにケーブルを割り込ませるだけです。
取り付け方法はみんカラの記事を見てやりましたが、作業自体は簡単でした。
ただ、ロックを外すとコネクタが簡単に外れると各所で簡単と書いてあるものの、案外力が必要で苦労しました。
古い型だと固着してしまうのかもしれません。
【8/24追記】
ケーブルの配線は気をつけないと溶けます。
効果
学習まで200 kmの走行が必要となっていましたが、ぶっちゃけつけた直後から効果は実感できました。
もちろん設定は最も効果を高めたものにしています。
ブーストがかかり始めるまでの非力さは変わらないのですが、かかってからのぐいぐい感は明らかに向上しました。
やっていることはおそらく車両側ECUに送るブースト圧の値を低く変換して伝えることで、想定よりも高いブースト圧を実現できると言う単純な作りなはずです。
欠点
燃費
当たり前ですが、燃費は悪化します。
通常時10-16km/Lのところ、ざっくり8-14km/Lくらいになりました。
おおよそ燃費が2割悪化と言ったところでしょうか。
ブーストメータの表示
本体のブースト圧を誤魔化してブーストアップを実現させているため、OBD2や純正のブーストメータでブースト圧を確認すると本来よりも低く表示されてしまうようです。
正しい値を確認したい場合は、インテークマニフォールドから取ったブーストメータを取り付ける必要があります。
お遊びでELM327でOBD2からブースト圧を見ていましたが、正しい値が出なくなるのでやめました。
値段
高いです。
普通の人は日本の代理店で購入すると思いますが、結構します。
77550円してますね…
参考:RaceChip GTS
最後に
チューニングには結構お金がかかるものですが、結局今時の車は電子制御なので、サブコン(ガチでやる人はECUいじり)が一番効果が高いです。
単体で見るとこんなちゃちそうなパーツにこんな値段が…と思ってしまいますが、費用対効果を考えるとかなりお買い得だと思います。
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