はじめに
業務上pdfファイルを扱うことが多いものの、パスワード付きのpdfファイルを扱う際には結構ストレスフルです。
特に印刷禁止や色々オプション付けられているとたまったものではありません。
編集パスワードをJohn the ripperやPdfcrack(流石に時代遅れ?)等で解析するのも良いのですが、閲覧パスワードを知っていて開けはするのであればそこまでする必要はありません。
Acrobat Proも不要でqpdfというツールを使えば解除できます。(ふとTeX使っていた頃を思い出して、関連ツールとして存在を思い出した)
会社のPCはインストールしているソフトウェアを監視されたりしているので、管理者権限はあまり使いたくありません。(IT部門と喧嘩しないでください)
以下方法は管理者権限不要で環境構築できるので、会社支給PCで仕事をしている社畜の皆さんにおすすめです。
環境構築
普段そこまでWindowsを使わないので知らなかったのですが、Scoopを使えばaptやMacのbrewのようなパッケージ管理ができます。
さらに、このScoopはユーザディレクトリ内に環境構築されるのでUACが表示されません。やったぜ。
まあ弊社は申請せずにソフトインストールしてもお咎めなし(本当はだめ)なので、どちらでもではあるのですが…
導入方法は非常に簡単で、powershellを起動し以下2行を実行
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -scope CurrentUser
invoke-Expression (New-Object System.Net.WebClient).DownloadString(‘https://get.scoop.sh’)
これで完了です。
以降はpowershellでもcmdでもどちらでも構いません。(時代遅れのおじいちゃんなのでcmd使ってます)
ソフトをインストールする際は、
scoop install qpdf
で終わりです。
qpdfの使い方
使い方という使い方ではなく、色々できるソフトなので今回の使用目的だけ。
qpdf –password=<password> –decrypt inputfile.pdf outputfile.pdf
具体例として、C:\yaju\senpai.pdf のパスワードが114514の場合は、
qpdf –password=114514 –decrypt C:\yaju\senpai.pdf C:\yaju\nonke.pdf
とすれば、パスワードの解除されたnonke.pdfが生成されます。
簡単ですね。(きたない)
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