はじめに
何事も慎重に行うことが大切ですが、ついうっかり必要なデータを削除してしまうことがあります。復元を業者に依頼すると10万くらい平気で取られるので自分で行うのが得策です。
本記事では簡単に誤って消去してしまったファイルを復元できるData Recovery Wizardを紹介します。
今回はMac版の紹介を行なっていますが、同じ内容のWindows版も存在します。
なおこの記事はEaseUS Software様から製品の提供を受けて執筆しています。
レビュー
使い方
使い方は簡単で、復元したいメディアを指定しスキャンを押すだけです。
スキャン結果は階層とファイルの種類で辿って行くことができます。
復元したいファイルにチェックを入れ、今すぐ復元ボタンを押すことで保存先を指定した後に復元が実行されます。
ちなみにMacのシステム領域はスキャンできません。このソフトが悪いのではなくMacのセキュリティが高い故の仕様なので仕方ないです。
BootCamp領域は問題なくスキャンできました。
Macのシステム領域をスキャンしたい場合は通常版ではなくData Recovery Wizard for Mac+ Bootable Mediaを購入しましょう。
Windowsは特にそのような問題はないので通常版でCドライブをスキャンできるようです。
復元
画像ファイルの復元
PS4のスクショを復元してみました。
やよいちゃん可愛いですね。
7MBあるので一般的な写真と同程度の容量です。
先の画像は削除し復元したものをアップしています。
全く問題なく復元できていますね。
念のためmd5ハッシュを計算したところ復元前後共に
e2e35d06b40f2d17d7b46e3c98ebd188
であり完全に復元ができたことが確認されました。
だいたい間違えて消してしまって復元したいデータというのは写真なので、このソフトを持っておくと一安心ですね。
容量の大きなデータの復元
検証のため以下のコマンドで4GBのダミーファイルを作成しました。
dd if=/dev/zero of=4GB.dummy bs=4096000 count=1000
md5ハッシュを計算した結果は以下のようになりました。
20f6f19ec025ab6a35ea59a17aedba50
このダミーファイルを削除し復元したファイルについてハッシュ計算をしたところ
9c3219efc12833e5028bd99f618769b8
となり一致しませんでした。
完全一致はしなくても動画ファイルの場合問題の箇所に気づかずに再生できてしまったりはするのでそこまで深刻に受け止める必要はないのかもしれません。
最後に
復元ソフトはデータ自体が見た目上消えたとしても残っている一時ファイルを読み取っているのだと考えられます。そのため、誤ってファイルを消してしまった際に一時ファイルが上書きされてしまう前にデータを復元しなければ永久に失われてしまいます。
すぐに対処できるように復元ソフトをインストールしておき、備えておくと良いと思います。
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